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薄毛の原因は「コラーゲンの減少」という発表がありましたが、その後の研究で「頭皮の”脂肪層”の減少」が原因だという話があったのでシェアしたいと思います。
薄毛と17型コラーゲンの関係
2016年に東京医科歯科大学が発表した薄毛のメカニズムが「薄毛の原因は加齢による頭皮のコラーゲンの減少」でした。
年を取るにつれて幹細胞のDNAに傷が残り「17型コラーゲン」を分解する酵素が多く出るようになり17型コラーゲンが減少、17型コラーゲンが減少すると毛包が小さくなるという話です。
この時点では、毛髪の仕組みついては上記のように理解されていました。
17型コラーゲンの位置は「真皮」で、薄毛の原因は「毛包の縮小」になっています。
ここで重要なのは「17型コラーゲンを増やす方法はまだわかっていない」ということです。
ビタミンCがコラーゲン生成に役立つとされていますが、「ビタミンCを頭皮に塗布しても意味がない」ということは覚えておきましょう。
そういう育毛剤がありますが、焦って買わないようにしましょう。
「薄毛=男性ホルモン」の誤解
AGA(男性型脱毛症)は、ざっくり言うと「”ストレス”により”テストステロンの減少”で生まれた”ジヒドロテストステロンの影響”で”毛の成長サイクルがおかしくなる”」ことで薄毛になります。
重要なのは「薄毛=テストステロン」ではなく「薄毛=ジヒドロテストステロン」ということです。
ここを勘違いしている人が非常に多いです。
なので「筋トレをするとハゲる」というのは間違いです。
しかし、「マッチョに薄毛が多い」というのも事実なので、それに関しては前回の記事を参考にしてみてください↓↓↓
薄毛の人に共通すること
そして、薄毛の人に共通するのが「タンパク質不足」「栄養不足」です。
薄毛なのであれば、プロテインなど髪に有効なサプリメントは摂取した方が良いでしょう↓↓↓
これらをしっかり理解しておけば、ある程度は自力でも薄毛を抑えることができると思います。
薄毛のメカニズムの新発見
そして、今回新たに発見されたのが「薄毛と”脂肪層”の関係」です。
これは、昨年9月くらいに資生堂さんが発表した内容です。
健康な毛髪の場合、上記のように真皮の下の”脂肪層”まで毛根が降りており、しっかりと定着して栄養を補給しているという話です。
それが、薄毛の人の場合は「脂肪層が薄くなって上手く栄養を補給できない」という話です↓↓↓
よく聞く「薄毛の人は頭皮が硬い」というのが、つまりこのことだとわかります。
脂肪を摂らないマッチョに薄毛が多いのも納得ができますね。
なので、「脂肪層が厚くなれば元気な毛が育つ」ということです。
頭皮の「脂肪層」に着目した育毛剤
そして、その脂肪層に着目した製品が「アデノバイタル」シリーズです↓↓↓
参考:Amazon.co.jpで「アデノバイタル」を検索
参考:楽天市場で「アデノバイタル」を検索
実際にどのような効果があるのかは不明ですが、かなり興味があるアイテムだと思います。
資生堂さんの脂肪層の話はこちらに詳しく書いているので参考にしてみてください↓↓↓
参考:抜け毛・薄毛に新知見! 頭皮の「脂肪層痩せ」を阻止して、抜けない髪を目指す!
育毛のために太ればいいの?
そう考えると、積極的に脂肪分の多い食事を摂ればいいのかと思ってしまいます。
実際に、僕も薄毛が酷かった時期は↓↓↓
肋骨が浮き出るほど痩せていて、とても健康体と言える状態ではありませんでした。
しかし、過度な脂肪摂取は薄毛の原因になるので「適度」に抑えたいですね。
その点を含めても、「筋トレ」は薄毛にかなり有効だと考えます。
これから気をつけるべきこと
これは毎回言っていることなのですが、日本の育毛業界は「闇」が凄いです。
新しい発見があると、それを利用して「あたかも効果がありそうな」育毛剤が登場します。
なので、これから「頭皮の脂肪層を増やす」効果がありそうな育毛剤が登場するかもしれません。
その場合、焦って手を出さずにしっかりと見極めるようにしましょう。
まず、皮下脂肪を外部から増やす技術はかなり特殊なので簡単ではないです。
大手である資生堂さんだからできる技術だと考えていいでしょう。
しかし、そもそも技術があっても商品化するにあたって「効果を出せない」ということもあります。
その辺りもしっかり勉強すると、正しいお金の使い方ができると思います。
美容も育毛もそうですが、効果に個人差もあり「プラセボ(プラシーボ効果)」ということもあるのでレビューもあてになりません。
まずは物に頼るのではなく、食事や運動、身の回りでできることから変えていきましょう。
それよりも大事なのは、その薄毛の原因と症状の見極めです。
薄毛にはAGA以外にも色々ありますので、間違った治療を行わないように気をつけます。
薄毛をどうにかしようとする前に、身の回りの整理をオススメします。
以上です。
Byさちお
※尚、あくまでも個人的な感想ですので、商品のご使用・ご購入は自己責任でお願いします。
この記事を書いた人
2010年より病院にてAGA治療を開始、2年で回復。間もなくAGAが再発。育毛研究を独学に切り替え研究再開。育毛研究10年目にしてプロペシアを自力で卒業。現在は「AGA治療薬を使わない治療法」の検証中。