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AGA(男性型脱毛症)の治療といえば、まず「プロペシア(フィナステリド)」を思い浮かべる人も多いでしょう。実際に臨床試験でも効果が確認され、多くの人が薄毛進行を抑えるために服用しています。
ただし、医薬品には副作用リスクがあり、とくに性機能に関わる懸念は男性にとって大きな心理的負担となります。そのため「薬はできれば避けたい」「自然な形で薄毛に向き合いたい」という人も少なくありません。
そこで注目されるのが、植物由来の成分を中心にDHT(ジヒドロテストステロン)を抑制しつつ、髪の成長に必要な栄養素を補う育毛サプリです。
今回取り上げる「DrFormulas(ドクターフォーミュラス)ヘアーオメガDHT」は、アメリカでも高く評価されている製品で、同社の人気商品「ヘアーオメガ3-in-1」と並ぶシリーズの柱となっています。
本記事では、この2つのサプリの違いを中心に、どのように選ぶべきか、さらに他社製品との比較を通じて、育毛サプリの立ち位置を専門的に整理していきます。
※案件ではありません。(自腹)
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DHTとは?男性ホルモンと薄毛の関係
テストステロンは男性の健康を支える重要なホルモンですが、「5αリダクターゼと」いう酵素によって「変換」されると、より作用の強い「ジヒドロテストステロン(DHT)」になります。このDHTが毛乳頭細胞のアンドロゲン受容体と結合すると、毛包の成長サイクルが乱れ、徐々に髪が細く短くなり、やがて抜け毛が増えていきます。
「5αリダクターゼ」という酵素は、体のさまざまな場所にありますが、特に毛根(毛包)や皮脂腺、前立腺に多く存在しています。問題は、ストレスや睡眠不足、偏った食生活などで自律神経が乱れると、コルチゾールと呼ばれるストレスホルモンが増えてしまう点です。コルチゾールが増えるとホルモン全体のバランスが崩れ、結果的に5αリダクターゼが活発になりやすくなります。
さらに、血糖コントロールの不調(インスリン抵抗性)や甲状腺ホルモンの低下が加わると、男性ホルモンの代謝経路に偏りが生じます。その結果、テストステロンが必要以上にDHTへと変換され、薄毛を悪化させる環境が整ってしまうのです。
一般的に「ホルモンバランスの乱れ」というと、多くの人は「男性ホルモンと女性ホルモンの比率の崩れ」をイメージします。しかし実際には、ストレスホルモンや甲状腺ホルモンの変動のほうが薄毛や脱毛に強く関与しているケースも多いのです。
育毛業界ではあまりこの点に触れられないことが多く、あたかも男性ホルモンだけが悪者であるかのように語られます。その結果、本質的なバランスの改善にたどり着けず、サプリや外用剤に依存し続ける構造が生まれていると考えられます。
いわゆる「AGA(男性型脱毛症)」とは、本来は「DHTが毛包に作用し、毛根が縮小していく(毛包ミニチュア化)ことを原因とする脱毛症」を指します。ところが、近年では男性の薄毛全般を「AGA」とひとくくりにして呼ぶケースが非常に多くなっています。
ただし、実際にはすべての男性の薄毛がDHTによるものではありません。例えば、フケや皮脂の過剰分泌などによる 頭皮環境の異常、鉄不足や亜鉛不足といった 隠れ貧血・栄養不足、さらに 血流の悪化 などが重なって起こる脱毛もあります。こうした場合、AGA治療薬を使っても改善せず、むしろ副作用リスクだけを負う可能性があるのです。
さらに問題なのは、一般の皮膚科や内科、さらにはオンライン診療の場で、十分な診断なしにAGA治療薬が出されることです。こうした安易な処方は、患者自身が本来の原因を見誤るリスクを高めます。まずは自分の薄毛のタイプを正しく把握することが不可欠です。
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AGA治療で一般的に処方される「フィナステリド」や「デュタステリド」といった薬剤は、確かにDHTの働きを抑えて進行を食い止める効果があります。ただし、それはあくまで「症状を改善するための対症療法」であって、「薄毛の根本原因」に直接アプローチしているわけではありません。「ミノキシジル」も同様です。
わかりやすく「風邪」に例えると、病院で処方される「咳止め」や「解熱剤」は「症状」を和らげる効果はありますが、栄養不足や免疫力の低下といった風邪の「原因」を解決するものではありません。そのため一時的に症状が落ち着いても、原因が残ったままではまた風邪を繰り返してしまいます。
薄毛も同じで、薬だけに頼っても「進行を抑える」ことはできても「根本的な解決」には至りません。実際には、栄養不足、血行不良、ストレス、睡眠の質の低下など、複数の要因が薄毛に関与しているからです。薬をやめれば再び進行が始まるのもこのためです。
根本的な改善を目指すのであれば、医薬品の使用に加えて「生活習慣」や「栄養環境」を整えることが不可欠です。育毛に必要な栄養素については過去記事でも解説していますが↓↓↓
今回紹介する「ヘアーオメガDHT」は、DHT抑制に加えて栄養面からもサポートできる点で大きな強みを持っています。
DrFormulas ヘアーオメガDHTの商品紹介
DrFormulas(ドクターフォーミュラス)は、開発に医師や薬剤師が関わっているブランドで、科学的根拠に基づいた成分配合と安全性が重視されています。「ヘアーオメガDHT」は、同社の「ヘアーオメガ3-in-1」と並ぶ代表的な育毛サプリです↓↓↓
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特徴は「DHTブロック成分」を中心に据えながら、抗酸化成分や必須栄養素も組み合わせていることにあります↓↓↓
- ビタミンE(d-α-トコフェリルコハク酸) 13mg:抗酸化作用で毛包の酸化ダメージを防ぐ
- ビタミンB6(ピリドキシンHCl) 3.3mg:男性ホルモン代謝をサポートし、髪の成長を助ける
- 亜鉛(酸化亜鉛) 10mg:毛髪生成に必須のミネラルで、酵素反応や細胞分裂を助ける
- セレン(セレンアミノ酸キレート) 140mcg:抗酸化作用で毛根の酸化ストレスを軽減
- 銅(グルコン酸銅) 0.2mg:髪色や毛幹強度の維持に関与
- ノコギリヤシ果実(エキス45%) 200mg:5αリダクターゼを抑制し、DHT生成を減らす
- プラントステロールコンプレックス 300mg:男性ホルモンの変換を穏やかにし、DHT過剰生成を抑える
独自ブレンド 502mg
- プルヌス・アフリカナ樹皮パウダー(フェルラ酸):ホルモンバランスを整え、健康な髪をサポート
- レッドラズベリー果実パウダー:抗酸化作用で毛包を保護
- サワーソップ葉パウダー:抗酸化・抗炎症サポート
- 緑茶葉(エキス50%):血流改善、抗酸化作用
- キャッツクローバーク(0.5%エキス):血流改善、免疫サポート
- ブロッコリー4:1エキス(茎・芽):抗酸化、解毒作用
- イラクサ葉パウダー:血行促進、栄養補給
- ケルセチン二水和物:抗酸化作用、血管サポート
- ジュニパー果実パウダー:血流改善、抗酸化
- ウワウルシ葉パウダー:抗酸化、抗炎症
- ブチュ葉パウダー:抗酸化、血流サポート
- トマト果実パウダー(リコピン):抗酸化作用でフリーラジカルから毛包を保護
- マイタケパウダー:免疫調整、抗酸化
- レイシ(4:1エキス):抗酸化、免疫サポート
- しいたけパウダー:抗酸化、栄養補給
- L-グルタミン酸:細胞の栄養補給、アミノ酸供給
- L-アラニン:アミノ酸補給、タンパク質合成サポート
- L-グリシン:アミノ酸補給、コラーゲン生成サポート
- D-グルカル酸カルシウム:解毒作用、ホルモン代謝サポート
- ペポカボチャ種子パウダー:5αリダクターゼ抑制、DHT対策
- ゴボウ根パウダー:血流改善、抗酸化
- カイエンペッパー果実パウダー:血流促進、代謝サポート
- ゴールデンシール根パウダー:抗炎症、抗酸化
- Gravel(ユーパトリウムプルプレウム)根パウダー:血流・免疫サポート
- マシュマロ根パウダー:抗炎症、皮膚保護
- パセリ葉パウダー:抗酸化、栄養補給
摂取の目安は1日2カプセル。食後に摂ることで脂溶性成分の吸収効率が高まります。
なお、「ヘアーオメガ3-in-1」と併用する場合は、内容成分の配合量で調整するといいでしょう。
ヘアーオメガ3-in-1との比較と他社製品との位置づけ
DrFormulas(ドクターフォーミュラス)の「ヘアーオメガ3-in-1」と「ヘアーオメガDHT」は同じシリーズに属しながら、設計思想が異なります↓↓↓
ヘアーオメガ3-in-1は、「脱毛」に関わる三大要因「髪の材料供給(ビタミン・ミネラル)」「血流改善(循環サポート成分)」「DHT抑制(ノコギリヤシなど)」をバランスよく配合した総合型サプリです。育毛の入り口として幅広い薄毛に対応でき、初期の脱毛や全体的な髪質改善を目指す方に適しています。
一方でヘアーオメガDHTは、名前の通りDHT抑制を前面に押し出した設計です。AGAの進行を強く意識する人や、抜け毛抑制を最優先したいケースに向いています。
さらに他社製品と比較すると特徴が際立つと思います↓↓↓
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その点、DrFormulas(ドクターフォーミュラス)は価格と成分バランスの両立が取れており、特に「DHT抑制+栄養補給」という二軸の構成は他社と比べてもユニークです。つまり、3-in-1とDHTをうまく使い分けることで、コストと効果のバランスを自分に最適化できるのが大きな利点です。
実際に試した感想
実際に試した感想です。DrFormulas(ドクターフォーミュラス)の「ヘアーオメガ3-in-1」と「ヘアーオメガDHT」を順番に試しました。
まずは3-in-1を1日2粒、1ヶ月分の半分を単体で摂取しました。朝では他のサプリと栄養が重なるため昼過ぎに摂り、脱毛が増えることもなく、安心して続けられるサプリだと感じました。
その後、残りの半分をDHTと併用しました。いくつか試した結果、3-in-1を2粒、DHTを1粒の組み合わせが最もバランスが良いと感じました。理由は、3-in-1だけではノコギリヤシなどDHT抑制成分が少し物足りず、1+1では効果が弱く、1+2だと特にメリットを感じなかったためです。いわば「3-in-1のちょい足し」のイメージです。
体感としてはどちらもマイルドで、DrFormulasは医師や薬剤師が開発に関わっているため、幅広い人が安心して続けられる設計だと感じました。
総合的に考えると、「ヘアーオメガ3-in-1」も「ヘアーオメガDHT」も、治療目的というより予防・育毛サポート目的で取り入れるのが適しています。薄毛初期~中度の方が日常的に活用するのに向いたサプリメントです。
僕ならこう摂る
僕なら基本の土台をしっかり整えた上で、このサプリを組み込みます。
まずはマルチビタミン、食事からの十分なタンパク質(不足する場合はプロテイン)、そしてオメガ3系脂肪酸。この三本柱で「髪の材料と代謝の基盤」を作ります。
そのうえで、腸内環境を整えるためにプロバイオティクスとプレバイオティクスを併用し、栄養吸収効率を最大化します。さらに酸化ストレス対策としてNACやビタミンC、CoQ10などの抗酸化系サプリを加えれば、毛母細胞の環境を守ることができます。
そのうえで、DrFormulas(ドクターフォーミュラス)「ヘアーオメガ3-in-1」を2粒、「DHT」を1粒投入することで、DHT抑制と栄養サポートを同時に実現することが可能だと思います。
まとめ
AGA治療は「薬を飲めば終わり」ではなく、症状をコントロールするだけに過ぎません。本当の意味で薄毛改善を目指すなら、生活習慣と栄養の見直しが不可欠です。
「DrFormulas ヘアーオメガDHT」は、DHT抑制に特化しながらも抗酸化・栄養サポートを兼ね備えた設計で、プロペシアに抵抗のある人や、自然由来のアプローチを望む人に適しています。同じシリーズの「3-in-1」との住み分けや、他社製品との比較を通じて、自分に合った選択をすることが重要です。
髪の健康は一夜にして取り戻せるものではありません。薬・サプリ・栄養・生活習慣、この4つをいかに自分に最適化できるかが、将来的な髪の運命を大きく左右します。
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以上です。
Byさちお
※尚、こちらはあくまで個人的な感想です。商品のご使用やご購入に関しては、自己責任でご判断いただきますようお願いします。
この記事を書いた人

2010年より病院にてAGA治療を開始、2年で回復。間もなくAGAが再発。育毛研究を独学に切り替え研究再開。育毛研究10年目にしてプロペシアを自力で卒業。現在は「AGA治療薬を使わない治療法」の検証中。