<目次>
最近「オンライン」でAGA治療を受けられるという内容のSNS広告をよく見かけると思いますが、容易に治療を始めると「後悔」する可能性が高いので知っておくべきことを書きたいと思います。
「AGA治療」の誤解
まず、「AGA(男性型脱毛症/薄毛)」は進行型の「病気」なので病院での「治療」が必要という話。
確かに、AGAは「病気」なので「治療」が必要です。
AGAは「病気」なので、化粧品や医薬部外品など育毛剤では治りません。
ここで問題になるのは「治療とは?」です。
一般的に、病院でのAGA治療では「プロペシア」や「ミノシキジルだブレット」などが処方されます↓↓↓
これらは「病院で処方される薬」なので、何も知らなければ「薄毛が治るもの」だと思ってしまいます。
まず、この時点で「誤解」があります。
過去の記事で何度も書いてきたように、プロペシアは「脱毛抑制の薬」でミノキシジルタブレットは「体毛を濃くする薬」です。
プロペシアは、「服用中のみ」AGAの仕組みである「毛周期の乱れ」を正常に近づけてくれます。
つまり、薬を飲むのをやめると再び乱れ始めます。
つまり「治療」ではないく「一時的に戻す」だけです。
ミノキシジルタブレットは「服用中のみ」頭髪を含む体毛を濃くしてくれます。
つまり、薬を飲むのをやめると再び薄くなります。
こちらも「治療」ではないく「一時的」です。
そもそも「毛周期が乱れる原因」「体毛が薄くなる原因」を解決しなければ「治療」とは言えないです。
AGA治療薬は「風邪薬」と同じで、あくまでも「症状を止める」だけで「治すもの」でないんです。
それでも「治療」とうたう理由
結局、AGAを治す薬でなければ「治療薬」ではないですよね。
ここで「言葉のマジック」が発動します。
医者からすると「治る事例もある」ので「治療薬と言って良い」ようです。
ここはエステサロンで言うところの「治療(施術)期間中にその他の要因で回復したとしても、それを治療(施術)の効果とする」理論と同じです。
例えば、AGAの原因である「ストレス」が「病院に通い始めた」「薬を飲み始めた」という「安心感」から和らぐこともあります。
例えば、そもそもの原因である「栄養不足」が、治療(施術)期間中に補えていれば薬の有無関係なく回復します。
それも全て含めて「薬のおかげ」とされているのが現状のようです。
僕の場合、AGA治療薬を9年間飲み続けて治らなかったものが「栄養面」を見直したら3ヶ月で治りました。
これを「薬のおかげ」と言えるのか?ということです。
「初月0円」のワナ
SNS広告で見かけるAGA治療の中で「初月0円」というものがあります。
そこで「0円なら受けてみよう」と思ってしまうと「思うツボ」になります。
上記の話を踏まえて考えてみます↓↓↓
- 0円で受け始めて脱毛抑制効果や安心感で変化を感じ出す
- 「もう1ヶ月続けてみよう」と思う
- 2ヶ月目以降は「満額」支払うことになる
- 「治療」ではないので終わりはない
- 永遠に薬代を払い続けることになるor諦めてハゲる
冷静に考えてみると「0円で始めても何も解決にならない」です。
そもそも「オンライン診療」って?
SNS広告で流れてくるAGA治療は「オンライン診療」がメインです。
それは、病院に行かなくてもお薬が処方してもらえる便利なシステムです。
ただ、そもそも治療薬を病院でなく郵送で購入して大丈夫なのか気になりますよね。
これは、コロナ禍で通院が困難になったために生まれた新しい法律によるものです↓↓↓
参考:オンライン診療に関するホームページ
ルールを守っていれば、大抵の病院でオンライン診療が可能になります。
ただし、「直接的な細かい検査などが無い」上に「本人の同意」を元に進められていくものになります。
それが良いことなのかは置いておいても、不安な人はゼロではないでしょう。
それが「自己責任」の上で成り立つのであれば、個人輸入と変わらない気がしますね。
それな個人輸入の方が安いけど…
プロペシアやミノキシジルタブレットは、自己責任の上で個人輸入で購入することができます。
それによって、年間にかかる治療費を「大幅に」削減することができます↓↓↓
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ただ、その人にあった容量がわからないので「初回のみ病院に行く」のは安心かもしれません。
検査などを行なって容量を決めると思うのですが、それがオンライン診療で省かれるのであれば「必要なのかな?」と思ってしまいます。
僕も治療開始時は病院で診察してもらい治療薬の容量を決めてました。
健康体であれば、大抵の病院は「プロペシアは1mg」「ミノキシジルタブレットは5mg」からスタートします。
3ヶ月おきなどで調整するのがセオリーですが、容量を徐々に減らすことはあっても増やすことはお医者さんも勧めないでしょう。
であれば、サプリメントでの栄養面の強化を頑張ったほうがいいと思います↓↓↓
・・・という風に考えることができますが、あくまでも「自己責任」なのでよく考えてくださいね。
オンラインでも治療薬しか勧めません
怪我もそうですが、「原因」があり「症状」があり「結果」があります。
「よく転ぶ(原因)」ので「擦りむいて(症状)」「血が出ます(結果)」。
つまり、「薄毛になる原因」があって「周期が乱れ(症状)」「薄毛になる(結果)」です。
プロペシアは、この「症状」にしか作用しません。
つまり「薄毛になる原因」を解決しない限り、薬を辞めると症状と結果が繰り返されます。
薄毛になる原因は様々ですが、プロペシアやミノキシジルタブレットでは原因は解決されません。
ここはオンラインでも通院でも、お医者さんはノータッチです。
AGA治療を始める前に「薄毛の原因」を突きとめるところから始めましょう↓↓↓
AGAオンライン治療はおすすめか?
そもそも、薄毛の原因がわかりそれが解決できればAGA治療が不要になります。
AGA治療では、その原因が解決されないのでオンラインでもオフラインでもいずれも不要だと考えます。
さらに、AGAオンライン治療を勧める病院は患者の回復よりも「お金儲け」を考えているクリニックが多く感じます。
「SNSでやたら表示される=広告費にお金をかける=いずれ元を取る」ということですね。
そもそも僕自身もそこに気づけずに9年間、治療薬を飲み続けてきました。
その間、2回も「鬱」になっています。
この鬱の原因は、「栄養不足」と「プロペシアの副作用」と考えます。
調べるとわかるのですが、プロペシアやザガーロなどのフィナステリド系の医薬品の副作用で「鬱」が報告されています↓↓↓
確かな原因はわかっていませんが「男性機能の低下による本能的な自身喪失」だろうと言われています。
だから、副作用に「女性化」や「勃起不全」があるんですね。
なのに、日本皮膚科学会のガイドラインでは「まず行うべき」とされています↓↓↓
参考:一般公開ガイドライン
プロペシアでメンタルが弱まると、より一層「薬に頼る」心理が働き、通院を長引かせる(診察代・薬代を払い続ける)ことになります。
僕はここに「闇」を感じています。
なので、オンラインであろうが通院であろうがAGA治療そのものを勧めません。
月に1万円のお薬代を払うのであれば、1万円でプロテインパウダーを買った方がいいと思います。
ジムに通うでもいいと思います。
自分で考えることをせずに医者に任せると後悔することになると思います。
以上です。
Byさちお
※尚、あくまでも個人的な感想ですので、商品のご使用・ご購入は自己責任でお願いします。
この記事を書いた人
2010年より病院にてAGA治療を開始、2年で回復。間もなくAGAが再発。育毛研究を独学に切り替え研究再開。育毛研究10年目にしてプロペシアを自力で卒業。現在は「AGA治療薬を使わない治療法」の検証中。