<目次>
「薄毛に悩んだら、とりあえずプロペシア」そんな風に言われてから、もう15年以上が経ちます。
でも——本当にそれが“唯一の正解”なのでしょうか?
僕(さちお)は30代前半で抜け毛が増え、医師に勧められるままプロペシア(フィナステリド)を飲み続けました。期間はなんと9年間。確かに抜け毛は一時的に落ち着いたけれど、根本的に「髪が戻った」とは言えませんでした。
そして気づいたんです。
日本のAGA治療は、15年前からほとんど変わっていない。
一方、海外ではサプリメントや天然由来成分による育毛アプローチが急速に進化しています。医薬品を使わずに、ホルモンや血流、栄養バランスの面からケアする考え方が主流になりつつあるのです。
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今回は、そんな変わりゆく世界と変わらない日本を対比しながら、「プロペシア=フィナステリド」は本当に必要なのか?を冷静に掘り下げていきます。
※この記事にはPRが含まれます。
※当製品は医薬品になります。服用の際は医師に相談してください。
※当記事は医薬品の購入・服用を推奨するものではありません。
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AGA治療薬の現状と「15年間ほぼ変わらない構造」
日本で「AGA(男性型脱毛症)治療」という言葉が一般的に使われ始めたのは、2005年前後に「プロペシア(フィナステリド)」が登場してからです。
しかし、私が実際にAGA治療を始めた2010年から数えても、この15年間、治療の基本構造はほとんど変わっていません。当時も今も、「プロペシア(またはザガーロ)+ミノキシジル」という組み合わせが主流のままなのです。
プロペシアとザガーロ:DHTを抑制する“守りの薬”
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プロペシアは、男性ホルモンであるテストステロンが「DHT(ジヒドロテストステロン)」に「変換」されるのを防ぐ薬です。
このDHTこそが毛根を萎縮させ、成長期を短縮させる原因物質。プロペシアはそれを抑制することで、抜け毛を減らす方向に働きます。
2016年には、より広範囲のDHTを抑える「ザガーロ(デュタステリド)」が登場しました。プロペシアが「Ⅱ型5αリダクターゼ」のみを阻害するのに対し、ザガーロは「Ⅰ型とⅡ型」の両方を阻害します。
そのため、理論上はプロペシアよりも効果が高いとされますが、基本的なメカニズムは同じであり、新しい作用機序ではありません。
ミノキシジル:血行促進による“攻めの薬”
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一方、ミノキシジルは血管を拡張し、毛母細胞を活性化させることで発毛を促す「攻めの薬」です。
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日本では外用薬として長く使用されていますが、内服タイプは未承認であり、むくみや動悸といった副作用への注意が必要です。
結論:15年間変わらない2剤構造
現状として、2025年の現在でもAGA治療は「プロペシア(またはザガーロ)+ミノキシジル」という2剤併用が中心です。
つまり、2005年の登場から20年近く、そして私自身が治療を始めた2010年からの15年間にわたって、日本のAGA治療はほとんど進化していないというのが現実です。
この背景には、「医薬品としての新しいアプローチが登場していない」という要因があります。
その一方で、育毛サプリメントや毛根環境を整える成分の研究は大きく進化しており、海外ではすでに「医薬品だけに頼らないアプローチ」が主流になりつつあります。
フィナステリドとは何か? そしてその限界
プロペシアの主成分「フィナステリド」は、もともと前立腺肥大の治療薬として開発された医薬品です。
DHTというホルモンが毛根に悪影響を与えることが分かり、それを抑制する目的で薄毛治療にも応用されるようになりました。
作用自体は非常にシンプルで、「DHTの生成を止める=抜け毛を防ぐ」。ただし、毛根の再生や新生毛の促進には直接関与しません。
そして副作用リスクも存在します↓↓↓
⚠️ 性欲減退
⚠️ 精子量減少
⚠️ 抑うつ傾向
⚠️ 肝機能障害
これらは必ずしも全員に起きるわけではないものの、「ゼロではない」という現実があります。
さらに、やめた途端に元のホルモン環境に戻るため、服用をやめれば再び抜け毛が進行するというループに陥りやすいのです。
僕自身が9年間それを経験して、ようやく気づきました。「これは根本的な解決ではない」と。
デュタステリドとの違い、そして“強さ”のリスク
ザガーロの主成分である「デュタステリド」は、フィナステリドの上位互換と呼ばれる薬です。
フィナステリドがⅡ型酵素のみを阻害するのに対し、デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型の両方を抑えます。
ただし、副作用リスクはフィナステリド以上で、肝臓への負担や性機能への影響がより顕著になる場合もあります。
つまり、効果が強い=リスクも比例して高いということ。
多くの人が「強いほうが効く」と思いがちですが、それは誤解です。身体が変化しないままホルモンだけを抑えれば、根本的な回復には繋がりません。
15年間ほぼ変わらない日本のAGA治療に感じる「違和感」
ここで一つの疑問が浮かびます。
なぜ、日本のAGA治療はこんなにも長い間、変化しないのでしょうか?
それは、医薬品偏重の構造が強すぎるからです。
日本には「薬=効果がある」「サプリ=意味がない」という極端なイメージが根付いており、育毛サプリやナチュラルケアの発展が十分に浸透していません。
しかし海外では、ノコギリヤシ(ソーパルメット)やピグム(アフリカスモモ樹皮)、ベータシトステロール、パンプキンシードオイルなど、DHT抑制や抗炎症を目的とした植物由来成分が進化を遂げています。
これらを複合的に摂取しても改善しない場合に、最後のステップとして医薬品を検討するという流れが主流です。
ただし、ここで誤解してはいけないのは、日本国内で販売されているサプリメントには過度な期待はできないということです。
日本の法律では、サプリメントはあくまで「食品」扱いであり、医薬品のように明確な効果や有効成分量を保証することができません。そのため、パッケージに「育毛」や「発毛」といった表現を使うことも禁止されています。
また、成分そのものも食品グレード(食用レベル)の原料が多く、海外のように臨床データをもとに配合された“準医薬品級”の製品はごく一部に限られます。
つまり「サプリで何とかしたい」と考えるなら、海外製や医師監修ブランドのようにエビデンスが明確なものを選ぶ必要があるのです。
僕はこの順番が正しいと思います。いきなり薬に頼るのではなく、まずは“身体の仕組み”から整える。それが本来のヘアケアの形です。
キノリンイエローという見落とされがちなリスク
もう一つ、多くの人が気づいていないのが添加物の問題です。
実は日本で処方されるプロペシアやジェネリックの多くには、「キノリンイエロー(合成着色料)」が使われています。
この成分は海外ではアレルギー・発がん性の懸念から使用制限がある国もあります。「薬だから安心」と思い込むのではなく、何が入っているかにも目を向けることが大切です。
例えば、上記写真のSAVA(サバ)社の「FINSAVA(フィンサバ)」は、フィナステリド1mg配合ながら、キノリンイエローフリーで作られた医薬品。同じ有効成分でも、余計な添加物を排除している点が特徴です。
もし今後、病院やクリニックでAGA治療を受ける場合は、処方される薬に「キノリンイエロー(合成着色料)」が使用されているかどうかを確認できると理想的です。
クリニックによっては、公式サイトや薬剤情報ページで配合成分を公開している場合もあります。事前にチェックしたり、カウンセリング時に「キノリンイエローフリーの薬は扱っていますか?」と確認してみるのも良いでしょう。
まとめ
・フィナステリドは“対症療法”であり、“原因療法”ではない
・薬に頼る前に、ホルモン・栄養・ストレスの土台を整えることが先
・使うとしても、リスクと向き合い、できるだけ安全な形を選ぶべき
その上で、どうしてもフィナステリドを使うなら——キノリンイエローフリーのFINSAVA(フィンサバ)のような製品を選ぶことが、リスクを抑えつつ必要最小限の治療を行うための一つの答えだと思います。
以上です。
Byさちお
※尚、こちらはあくまで個人的な感想です。商品のご使用やご購入に関しては、自己責任でご判断いただきますようお願いします。
この記事を書いた人

2010年より病院にてAGA治療を開始、2年で回復。間もなくAGAが再発。育毛研究を独学に切り替え研究再開。育毛研究10年目にしてプロペシアを自力で卒業。現在は「AGA治療薬を使わない治療法」の検証中。